父親の育休取得で母親の産後うつを防ぐ

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産後うつにかかる母親の割合は一般的に10%から15%程度とされている。
また、妊産婦死亡原因の約20%を占めているのが自殺といわれ、この中には産後うつが関連しているケースも一定数含まれていると考えられる。

産後うつとは

1.原因

  • 出産後、エストロゲンなどのホルモンの急激な変動によって、気分や感情に大きな影響を与える
  • 出産という大きな身体的負担に加え、産後の回復過程や睡眠不足が重なり、心身の疲労が増す
  • 初めての育児への不安、母親としての責任感による心理的負担、周囲からのサポート不足や孤立感による社会的負担

2.具体的な症状

  • 常に気分が落ち込み、涙が止まらない
  • 些細なことで過度にイライラする
  • 眠りたいのに眠れない
  • 「母親として失格だ」と感じ、自分が無価値だと思い込む
  • 赤ちゃんに対して愛情を感じられず、世話をすることが苦痛に感じる

育休について

1.概要

原則、子供が1歳になるまでの間、育児に専念するために無給で仕事を休むことができる。育休期間中は、雇用保険から給付金が支給され、通常の給料の一部が補填される。

2.給付金

育休開始時の賃金に基づいて支給額が計算され、育休開始から180日目までは賃金の67%が支給され、181日目以降は賃金の50%が支給される。

3.父親の育休取得の現状

父親の育休取得率は2022年度で約14%と報告されているが、政府は2025年度までに30%に引き上げる目標を掲げている。社会的な期待や職場の理解が進んでいるものの、依然として「育休を取ると職場に迷惑をかける」という意識や、「出世や評価に影響が出るのではないか」という不安から、取得をためらう父親が多い。

まとめ

前提として、職場の状況や家庭の経済状況を考慮する必要があるが、母親がひとりで育児を抱え込まない環境を作り、産後うつのリスクを減らす意味で、父親の育休取得は必要不可欠といえる。